Tin RobotToys


ロボットの代表=Horikawa/2

Updated 05/2/2019

Horikawa(堀川)は<SH>のトレードマークのメーカーで1959年(昭和34年)に設立された

主にロボット、スペーストーイを生産するが、その主力がロボットに移る。初期のモデルは

ぜんまい仕掛けのエンジンロボットから始まり、単2電池を使った電動のモデルに移行する。

初期モデルはサイズが22cm位の小型モデルでブリキも薄いものであった第1世代から、60年代半ばから少し

サイズの大きくなった第2世代へと移る。この第2世代が最もバリエーションが多く全盛の時代でもある。

その後70年代からプラスティックを多用した第3世代になるが、この頃の物には本来のギミックさも無くなり

玩具職人が手塩にかけて作ったTin Robotの影も殆ど無くなってしまう。そしてコレクション価値も急速に無くなる。

 

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スペースアストロノーツ-希少度3.0

相場:25,000〜35,000円

スペースエクスプローラの変形版で胸にレーダーのような蓋があり、蓋が前に倒れTVスクリーンが現れる。結構ギミックでスペースエクスプローラのアンテナが回るアクションの代わりに蓋が開く。ヘルメットの中の顔が渦巻きになったタイフーンバージョンは希少価値が高い。

 

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スタースライダー希少度4.5

相場:8,000〜25,000円

1965年に出された最初のファイティングロボットでありかなり数が作られた。機能は余りにも単純でそのため多くのリプロが出回っている。そのため人気は今ひとつである。アクションは回転して銃を撃ちまくるRotate=Maticである。

 


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ドリルロボット-希少度4

相場:8,000〜10,000円

プラスティック製の70年代後半のものであるが、胸のギアと手のドリルを回転させる。ストップ&ウオークアクションを選択できるが、陳腐な動きでギミック差は無い。

 

 


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スペーススカウト -希少度4.5

相場:5,000〜8,000円

ビデオロボットシリーズでは最後に近い物で、コレクション的価値は殆ど無い。胸に映像が映し出される以外は何も特長が無く、ただの玩具としか言いようが無い。


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火星大魔王 - 希少度4.5

相場:4,000〜6,000円

ファイティングシリーズと呼べるか疑問のあるところだが、昔のRotate=Maticの復活版とも言うべきモデルである。ブリキとプラスティックの混成だが数も多く、あと50年位経たないとコレクション的価値は出てこない。子供の玩具と割り切るべきか。


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流星魔神-希少度5

相場:8,000〜10,000円

今でもメタルハウスから手に入る復刻版のロボットである。しかし正確には復刻版ではなく、Horikawaぽいロボットと言える.これと同じモデルは実際には無く、スペースファイターのボディとアッタキングマーティンの頭を組み合わせたモデルになっている。

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スペーススカウト-希少度1.3

相場:80,000〜120,000円

ホリカワの初期型ファイティングロボットシリーズでミスターゼロックスの宇宙飛行士版である。これはホリカワのシリーズの特長で顔違いの宇宙飛行士のバリエーションが加わる。このモデルはボディが当時では珍しいメッキが施されているが、如何せん加工が良くなく殆どがメッキがはがれてしまっている。胸とバッテリーケースは何故かペイントの為時間が経つとメッキ部分との格差が大きい。数は少なく希少価値は高い。

 

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ミスターゼロックス -希少度1.5

相場:70,000〜100,000円

ホリカワの60年代初期の電動ファイティングロボットの先駆けとなった物である。第2世代のファイティングロボットと共通するアクションで、腕を振り歩き、止まって胸の扉を開け、銃を撃ちまくる。頭が共鳴箱になっており、そこからけたたましい発射音を発する。色違いと、顔がスペースマンのモデルがある。価格はシルバーのスペースマン顔が1番高い。

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ミスターハスラー -希少度1.2

相場:120,000〜180,000

ホリカワの60年代後半から70年初期に出されたアクションロボットの最後のモデルである。ホリカワと玩具職人が最後の意地をかけて新たなアクションを取り入れたロボットである。そのギミックさは例を見ない。肩がアコーデオンの様に開き、閉じながら速度を2段階に変化させる。、胸のレンズから光を出し、音を出し歩く。すでにこの様なロボットの時代は終わりを告げており、数は全く出なかった。そのため現存数も少なく、ホリカワロボットでは最高の価格がつく。

 

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ファイティングロボット-希少度2.5

相場:50,000〜80,000円

ホリカワのファイティングロボットシリーズで顔がアストロノーツのデルである。胸の銃を撃つところまでは、他の物と同じだが,このモデルは肩がループアンテナで頭がライトのモデルの1種類しかない。他のホリカワシリーズと同じく腕と赤い足の部分が金属かプラスティックか、スイッチがフロントかリアかで初期型と後期型に分かれる。当然初期型のほうが希少価値は高い。

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ファイティングロボット-希少度2.5

相場:50,000〜80,000円

ホリカワのファイティングロボットシリーズで1番アクションの多い意モデルである。胸の銃を」撃つところまでは、他の物と同じだが,このモデルは肩のアンテナを前後に動かし(マシーンロボットと同じメカ)、頭のギアを回転させる。肩がループアンテナで頭がライトのモデルもあるが、価格はこのギア付きが高い。腕が金属化、スイッチがフロントかリアかで初期型と後期型に分かれる。 Boxは一種類しかなく、ギアもライトの物も同じ箱である。

 

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パトロールロボット-希少度1.2

相場:80,000〜100,000円

ホリカワのアクションロボットシリーズで60年代後半に出たモデルである。この頃からHorikwawはファイティングでなくギミックなアクションロボットを出すが、既に人気はなく生産台数も少なく希少価値の高い物が多くなる。この頃のモデルは腕がプラスティックのもで60年代との判断がつく。パトロールはサイレンと胸のメータ、ランプが作動するが動きにギミックさはない。モデルは頭か異なったモデルも有る。

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サンダーロボット-希少度1.2

相場:80,000〜100,000円

ホリカワのファイティングロボットシリーズの最後のモデルであるが他のファイティングシリーズとは異なる。歩き,止まると胸の銃を撃つところまでは、他の物と同じだが,このモデルは胸の銃が前後に動きながら発砲する。同じ様なスーパーアストロノーツ(6)に似た動きだがベースになるモデルRotate-Maticでない所が異なる。この為、数が少なく希少度は高いが動きにはギミックさはなく、既にHorikawaの時代の終わりを感じさせる

 

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ロト・ロボット-希少度2.5

相場:40,000〜50,000円

ホリカワのファイティングロボットシリーズであるが70年代のプラスティック,メタルが混在しており、プラスティックに変わり行くモデルの過渡期のTinロボットである。動きは情けないが、回転しながら歩き、銃を発砲する。今までのHorikawaのモデルの様に複雑な動きは無く一連の単調な動作の繰り返しである。ただHorikawaでは異色の製品でHorikawaぽくはない所が面白い、これら小型プラスティック混在モデルはギミックだった、Horikawaの時代の終わりを象徴する。

 

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エンジンロボット-希少度2.5

相場:50,000〜80,000円

ホリカワのエンジンロボットの電動版である。動きはぜんまい版と同じでギアを回転させながら、目、頭を光らせながら歩く。全てTinメタルで出来ており、作りも60年代のHorikawaらしさを感じさせる。ブリキも薄く、胸のプラスティック(破損すると価値はなくなるし、部品もない)も含めダメージの少ない物が多くない為、程度の良いものは価格も安くない。

 

 


タブを起こす特殊工具




タブの起こし方



ホリカワミニ知識

全てブリキ製ほど年代が古く、価値も高い。同じモデルでも頭、腕、赤の足がプラスティックに代わるほど年代が新しくなる。

プラスティック製は要注意。30年ほどでプラスチックの成分が変化し、極端に割れやすくなる。特に70年代は注意、電池ボックスの蓋がすぐ割れる。

古いものほど分解が難しい。順番を間違えるとばらせない。殆どは最初に頭の乗るプレートを外してから、胸を外す順でばらせる。穴を通しタブを内部から起こす特殊工具が必要。

古いものはバランスが悪い。特に昔の電池は今よりも軽かったせいで、今の電池だとRotate−Maticなどは銃を打つ際に倒れる。この時麦球か切れるので要注意

ホリカワのネームが実際に刻まれている製品は少ない。多くが電池ケースにMadeInJapanの刻印のみである。80年代には東南アジアで生産された物もあり、要注意!

リプロの部品は殆ど作られていないので、プラスティック部分の破損は交換部品が無く、致命的。 特に胸にプラステックカバーのあるモデルはひびが入りやすい。(これはリプロ交換部品があるが熱成型の物でオリジナルとは大きく異なる)

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